2025-01-27 追記:So-net blogからこちらへ記事を引っ越しました。
2022-08-26 追記:このMHC-J970EXが好きすぎて、、再度入手しました!リサイクルショップでスピーカーとプリアンプをゲット。残りのデッキ類のみがネットオークションに出品されていたので落札しました。



SONY “PRO pixy ESPRIT” (MHC-J970EX)

プロピクシー・エスプリ。
かつて、ソニーの人気ミニコンポシリーズであった“ピクシー”。その最高峰がプロピクシーである。

ボクが持っていたプロピクシーは、“MHC-J970EX”というモデルで、通称“プロピクシー・エスプリ”と呼ばれるもの。“エスプリ”とは、ソニーの高級オーディオにのみ冠される称号(型番の最後に“ES”が付く)。
好きな人にとっては“MHC-J970EX”という型式がスラリと出てくるような、そのくらいのインパクトがあったミニコンポなのだ。MHC-J900EXというのが一代目のプロピクシーで、ウーハーの前でロウソクの炎が揺らめくというCMが格好良かった。

ボクが持っていたMHC-J970EXはプロピクシーの二代目。こちらのCMは当時を代表する音楽グループ、ドリカムが歌う歌に合わせたモノクロ映像のCMだった。こちらもカッコ良かった!ボーカルの吉田美和さんが“透き通る音、ください。”というキャッチコピーを口にするが、これがこのプロピクシーのイメージにピッタリだった。CMのイメージがカッコ良すぎてCDを買ってしまったよ。(曲:DREAMS COME TRUE 「LOVETIDE」 アルバム「MAGIC」に収録)

話が前後しちゃうけども、このプロピクシーを本気で買おう!と思ったときには、既に次のモデルが発売されていた。
電気店を回っても、もうどこにも無かった。でも、どうしてもこのプロピクシー(MHC-J970EX)が欲しかった。隣町の家電ディスカウントショップに展示してあることを思い出し、車を走らせたが売り切れていた。諦めて帰る途中に、「SONY」の文字が目に入った。クルマを近づけて行くと、そこにはソニーショップが。ここなら何とかしてくれるかも知れないと思い、店に入った。

店にはいると、優しそうな店長が迎えてくれた。どこを回っても、どうしても自分が欲しいプロピクシーが見つからない事を伝えた。すると、なんとかして探してくれる、と約束してくれた。それがボクにはとても嬉しかった。それからしばらく経って電話があった。

「見つかりました。」
おー!!!!ホント!?もう、大はしゃぎ!

こうして手に入れたプロピクシーエスプリ。そのソニーショップが大好きになり常連客になったのです。そして、、、さらに後にはアルバイトをすることになりました。そのお店は東刈谷駅近くにあるソニーショップ「サウンドオンゲイ」さんです。木製の展示台(PRO pixyプレート付)、店頭展示用POP、リモコン展示台などもお店から頂いて大事に使っていた。

このミニコンポ自体のファンになっちゃったので、店頭デモ用にCMが収録されたLD(レーザーディスク)、販売促進用の“プロピクシー・エスプリ”CD、通常パンフレット+開発者秘話パンフレットなども持っていました。でもね、思い切った部屋の片づけをすることを決意してちょうど1年くらい前にオークションで売りました。LD以外は関連グッズも丸ごとです。好きな方の所へ行ったので、大事にしてもらえることを願いつつ。



オマケ:プロピクシーの背中。AV機器を買う時って後ろを見たいよねぇ?(笑)MHC-J970EXは全てのユニットをピンコードで接続するという、ミニコンポとしては珍しいコダワリの作りをしていた。

■オマケ「ソニーショップのオヤジさん」

いやぁ、熱意ある店長、店員のいるソニーショップってイイですよね。ボクのソニー好きが本格的に始まったのは、このプロピクシーの真剣に探してくれたことがキッカケだったかも知れないなぁ。こんな店員、店長になりたい!と思いましたね。で、ボクは岡崎から豊田へ引っ越し、その数年後に出会うこととなるのが、豊田市のソニーショップ「磯村無線」。なんと約50年、同じ社長。未だ現役バリバリ。(残念ながら令和2年に亡くなられました)

こちらの社長もやはり情熱的。ソニーのお店は、熱い社長(店長)が支えているんだ!と実感。常連客からお店のお手伝いをさせていただくことに。どちらのお店にも共通して感じたのは、モノ売りという感じではなくて、本当に好きでやっているんだなぁということ。
「ソニーが作ったこんなに面白いモノを、皆さんにもお伝えしなければ!」という声が聞こえてきそうでした。使命感を持って、ソニーショップをやっている、という感じが伝わりました。ソニー創業者として有名な井深大さんと盛田昭夫さんの本を何冊か読んで、またまたソニーが好きになりました。ボクも何かにチャレンジし続けたいもんだなぁ。

2007年9月22日追記:
現在、当時勤めていた会社を辞め、保育園の頃からの夢「てれびや」を目指して、ソニーショップ磯村無線のスタッフをさせていただいております。
やっぱり、自分が一番好きなことをしているときが一番楽しいです。

2025年1月27日 追記:
2008年に愛知県豊田市長興寺にて『デジタルサポートSOGA』を開業。廃業した『ソニーショップ磯村無線』の業務を引き継ぎ、夢だった「てれびや」になりました。現在はe-ソニーショップ『デジタルサポートSOGA』として営業しています。

憧れのプロピクシー。PRO pixy ESPRIT「MHC-J970EX」” に対して12件のコメントがあります。

  1. 岡ちゃん より:

    はじめまして。自分もSONYファンです。一応所有してる物はJ900EX.J970EX.J770.J570になります。J970EX.はアンプの基盤がおかしいのかカセットデッキも再生押しても早送りになります。自分も当初お金が無く買える品物ではなくてオークションで3万くらい出して集めました。時々使わないと調子がおかしくなるので使います。もう部品も無いので壊れたら最後です。最近のコンポは時代の流れによりこの手は流行らなくなり悲しい次第です。今の現行品のソニー製品より音は断然昔の方がこだわりあって良いです。又書き込みします

  2. JSOGA より:

    岡ちゃんさん、はじめまして。
    スゴイ!コレクターさんですね!あの時期のミニコンポは、本当にかっこよかったです。
    古いAV製品の修理専門に、サービスマンOBさんを組織したグループができるといいなぁ、なんて思ったことがあります。利益が出るかどうか難しいところですが、気に入っている機種を長く使いたいといおう思う方は少なくないと思います。
    J900EXは、メチャメチャ欲しくて、中学校帰りに何度も店によって拝んでいた思い出があります。ろうそくが揺らめくTVCMもかっこよかったです。
    これからもどうぞよろしくお願いします!

  3. 岡ちゃん」 より:

    お返事遅くなりすいません。未だありました。J300が出てきましたがひどい壊れようです。昔のようないいコンポを何故メーカーの部品を8年とするのか納得いきません。今より昔のほうが音もよくこだわってました。
    なのに。。。。。悲しいです。今J900もカセットの調子が良くなくまれに動かさないと中にあるゴムが固まってしまうそうです。又お返事します

  4. JSOGA より:

    あの頃はミニコンポ自体がブームだったので、メーカーもゼイタクなミニコンポを作れたんでしょうね。
    今はミニコンポ自体がブームとは言えず、あの頃のようなモデルは難しいでしょう。少々残念ですけども。
    そんな中、ソニーびいきのボクでもビビッとキてしまったのがBOSEのM3という超コンパクトスピーカー。握りこぶしくらいのスピーカーから想像もつかない迫力サウンド!このサイズで約5万円という価格にも拘わらずヒットしているみたいです。先日ショールームで現物を体験してしまい、、、コウニュウシチャイマシタ。
    こだわりがあるメーカーって素晴らしいですね。

  5. 岡ちゃん より:

    ヤフーブログピクシーの写真載せてます。よかったら来て見て下さい
    http://blogs.yahoo.co.jp/d51inoti  迄

  6. JSOGA より:

    岡ちゃんさん、すみません。コメントしていませんでした!
    バブル期のAV機器は夢を感じます。そして、今の新製品にも、新しい夢を感じます。KDL-52HX900はいいテレビです。大満足です。シンプルを極めたデザインは、この記事のプロピクシーにも通じると思います。
    blogにコメントさせていただきました。

  7. メークボーイ より:

    はじめまして。いまさら感が強いですが、コメントします。
    当方もPIXYを持っていますよ。ただ、MD PIXYのかなり後期のモデルです。
    CDはPIXY伝統のマジックチェンジャーではなく、演奏中以外のディスク交換もOKの別構造をしています。そのため今では不動品となりましたが、まだ捨てられずにいます。

  8. JSOGA より:

    メークボーイさん、コメントありがとうございます。
    CD演奏中も他のCDチェンジができるモデルがあったんですね。知りませんでした。
    最近は記録メディアがハードディスクやICメモリーになり、いわゆるメカとは無縁になりましたが、メカが複雑に動いて機能を果たす様も大好きです。
    メモリースティックを、わざわざメカでチェンジするオーディオがあっても面白いと思いますが、コスト面ではスロットを複数付けた方が有利でしょうね。
    メカはCD、DVD、BDの12cmディスク位になってしまいましたね。

  9. メークボーイ より:

    演奏中に他のディスク交換が可能な5CDチェンジャーは、MDピクシー末期に登場しました。わずか4モデルの採用でしたが、大いに役立ちました。
    昔はCDチェンジャーといえばマガジンかルーレット式で、トレイ式もありましたが数は多くありませんでした。トレイ式に統一されるのは1995年ぐらいからでしょうか。

  10. 懐かしい(*´∀`)♪

  11. JSOGA より:

    メタボ歴4年さん、コメントありがとうございます。
    ミニミニコンポが輝いていた(売れていた?)時代ですね、懐かしいです。
    今はハイレゾブームで、システムステレオがじわじわキている感じがします。

  12. 通りすがり より:

    いやぁ、懐かしい!
    私は、ドデカホーンでSONYびいきになり、ドデカホーンサラウンドシステムやドラムパッド(笑)を追加して楽しんでいました。ある日、学校から帰ったら、家にDDリバティーがリビングに鎮座してて大はしゃぎしたのはいい思い出です。10周年walkmanにeggヘッドホンとか、とにかくうちはSONY祭りでしたが、MP3を聞くようになった辺りからSONYから離れてしまいましたね。最近のハイレゾブームは、私も注目しています。オーディオにお金をかけるきっかけは「違いを知る」事がスタートですからね。バブルの再来は無理だとしても、贅沢なオーディオ機器がたくさん売れれば、いいものが安く手に入るようになるのではないかと期待しています(^^;
    ちなみに、昔のほうがいい音って話は、VIP-1000というバーチャルスピーカー・ヘッドホンを、MDR-DS8000を買った後でも使い続けているという形で実感しています・・・orz

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